FC2ブログ

2020-08

上映終わってあの娘に逢って

IMG_3138.jpg


映文連アワード2012の上映にお越し下さった皆様、
本当にありがとうございました。

11月には都内で4回ほど、『ぼくだけの宿題』の上映がありました。
大変感謝しかありません。
こんな時期に夏の話題で申し訳ないですが、夏の映画なので、
これから夏に向けて、どんどん上映の機会が増えていけばいいなと思っています。
その為に頑張っていきます。

色んな人に映画を観て頂いて、
一通り感想が出揃ったことで、
当然のことながら、思うことがあるわけです。
良いとこも悪いとこも含めて。

ただそれをツラツラ書けるほど律儀でもないですし、
冗談好きなのに冗談言っても誰も信じてくれないという切ない人生ですから、
ただ何となく要所要所に含みを持たせて、
ツイッターだってあるしフェイスブックもあるし、
それらを結びつけて汲み取って頂けたら幸いです。





さて、
更新回数よりも中身を充実させたいこの頃、
映画の話しをします。


色んな人に、
『耳井さんは嫌いだと思うよ』と言われ続けていて、
女子大生が監督したのにも関わらず劇場は日々満席の毎日で、
ツイッターでこの映画の話題ばかりが溢れて来た時には
いっそのことフォロー外そうかと思ったけれど、
その前にこんな話題作観なきゃいけないだろうということで、
上映終了を惜しむ声から生まれたアンコール上映というものに雨降る中駆け込んで、
『あの娘が海辺で踊ってる』 という映画を観てきた in 初のポレポレ。


とてもとても面白かった。
「中毒とはこのことか」と、珍しくハマってしまった映画だった。


いくら連日満席とは言え、
観てない人がほとんどだと思うから、
頑張ってストーリーを一息で言ってみよう。

○「田舎に住む仲良し女子高生2人が離れ離れになる話し」
これは全然弱い。だから何だって話しですね。


○「田舎に住むAKB48になりたい女の子とその友人が、
       それぞれ別々の方向へ旅立っていく話し」

これは長いですね。2行になっちゃったし。


○「AKB48と日本舞踊が三味線と出会い翻弄される話し」
何だか全然良く分からない。でも間違ってはないと思う。


○「田舎なんて大嫌いと言う主人公が、友情と夢の間で揺れる話し」
近づいてきた気はするけど、何か普通ですね。


とまぁ、
とても一言で言い表せれるような映画ではないです。
開き直って言い訳です。
まぁ上の4つをなんとなく混ぜた感じの映画です。
もはやアバウトです。

あんまりストーリーで観たいと思う映画じゃなく、
観た人の熱量に圧倒されて観に行く、
そんな口コミで話題になったんでしょうか。

と書いた矢先、
ちょっと予告編を改めて観てみた。
鳥肌立った。
はい、予告観れば大体のストーリーが分かるようになってましたので、
それ観て何とか掴んで下さい。

で、予告観てみてお分かりの通り、
「なに喋ってるか聞き取れない」「演技下手っぴ」「全体的に雑」「音楽が素敵」
という感想が出てくるかと思うけど、
本当に技術的には最低で、
これだけではとても観たくはならなかったことでしょう。

でも不思議と、
なに喋ってるか聞き取れないことが逆にリアルであったり、
そのおかげでたまに聞き取れたセリフにビビッと心掴まれるし、
全体的に雑な作りのおかげでビシッと素晴らしい映像が不意に現れてビックリしたりする。

アイドルを目指す主人公の舞子が、すっごく嫌な奴なんです。
言動が素直過ぎるというか、子供というか、取り繕う感なんてゼロ、
例えずにまんま書きますと、

「あのさぁ、会いたい会いたいってヤリたいヤリたいってことだから」

って普通に言う。
観てて気持ちいいくらいに言い放ってくれる。
ゆえに孤独。
こんな田舎から出て行きたいと強く願っている。
唯一の親友は菅原だけ。。。

この強烈な主人公に共感出来るか出来ないかが、
この映画の好き嫌いを分けるのかなと思ったり。
この映画が嫌いな人の理由もものすごく分かるんだけど、
割と前半で舞子の孤独を丁寧に描いていたから、
僕はすんなりと入っていけたし、一緒に悩んだり応援できたりした。

好きだなと思えるセリフがたくさんあった。
全編通してずっと音楽が鳴っていたし、間延びだと感じるとこもなかった。
本当に心から満足できる映画だった。
「この映画を批判する人に何言われても別に言い返すことはありませんし」
というニュアンスで。


上映後には映画の登場人物がステージ上に上がり、
舞台を繰り広げるんです。
後日談的な物語を。歌とダンスをプラスして。

これがまた良くて、
何度も「すごいなぁ」と呟いてた気がする。
映画の世界が目の前に広がることほど素敵なことはありません。
だから舞台挨拶とか昔から割と好きだったです。


これら映画と舞台を総合して、
何だろう、
「デビューアルバムで傑作を作ってすぐに解散してしまったバンド」
みたいな映画だった。
賞味期限は短いけど消費期限は無限みたいな。
17歳の全部が詰め込まれた映画だった。
ジョナサンはおしゃれスポットだった。

最初は全然期待していなかったけど、
全部が想像の斜め上を行っていた映画だったので、
驚き多数感激多数、
やっぱりそういう映画が良いですね。

観るタイミングが良かったのもあって、
バシッとハマっちゃったんです。

とまぁ、
いくら書いたって、
これは観ないとおもしろさは伝わんないですね。
開き直って2度目の言い訳です。


恐るべし女子大生監督。
「自分は何の為に映画撮っているのか」を、
改めて考えさせられるきっかけをくれました。

情熱とかパワーとかも大事だけれど、
それ以外の何かが必要なんだと思う。

次撮る映画の仮想敵はこの映画にしようと思います。

そうそう、
早々、もう1回観たいな。

にしても日本舞踊を踊るのが菅原で、
アイドルになりたい主人公の名前が舞子だもん、
そんでもって海辺で踊るの菅原だもん、
そんないじわるなとこも良かった。
関連記事
スポンサーサイト



コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://sairomimii.blog45.fc2.com/tb.php/101-74e1a0c8
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

«  | ホーム |  »

プロフィール

耳井啓明

Author:耳井啓明
(Hiroaki Mimii)
1984年鳥取県生まれ。
名古屋ビジュアルアーツにて
映画制作を学ぶ。
2004年東京に上京し
映画団体SAIROを結成。
映画・小説・写真と、
幅広く活動中。

詳しいプロフィール、
WORKSは、
下のカテゴリから。

SAIROのHPにて
月1作品配信中。

SAIRO公式HP
http://sairo.jp/

カテゴリ

プロフィール (1)
WORKS (16)
日記 (44)
映画制作 (13)
月1作品 (1)
映画のこと (7)
映画祭 (39)
SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2009 (8)
未分類 (2)

最新記事

お問い合わせ

名前:
メール:
件名:
本文:

リンク

このブログをリンクに追加する

月別アーカイブ

最新コメント

カレンダー

07 | 2020/08 | 09
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -